夏こそ革を使い込む季節!秋冬に向けたレザーアイテムの育て方
秋冬のスタイリングによくマッチする革製品。たくさん使用する季節になってから新調される方が多いですが、ワンランク上のおしゃれを楽しみたい方には、夏に新調して革を育てることをおすすめしています。夏にレザーアイテムを使い込むメリットと、使用・保管の注意点をお伝えします。
秋冬のおしゃれな着こなしのために!革は夏から使い込もう。
秋冬のファッションに欠かせない革のバッグや小物。夏はあまり使わないという方も多いのではないでしょうか。涼しくなってから新調する方が多く見受けられますが、実は、夏は秋冬に向けて「革を育てる」のにうってつけのシーズンです。
夏場に革アイテムを新調して使い込めば、秋口にはエイジング(経年変化)という色味や質感の変化があらわれはじめます。艶や深みがでてくると、シックな色合いの服やコートにますますぴったりな雰囲気に。秋冬シーズン本番には、世界にひとつしかない、自分の色の革に育っています。
今から革のアイテムを愛用して、秋冬のファッションを存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。
高温多湿に気をつけよう。夏の革アイテム使用・保管のポイント
おでかけ前の防水ケアで、雨や汗から革を守ろう
夏は雨が多い季節。汗もかくので、革が水に濡れやすい時期です。革が濡れると、染みや水ぶくれの原因になることも。とりわけ雨の日のおでかけ前には、防水スプレーで適切なケアをほどこしましょう。ダメージを予防するとともに、汚れ対策にもなります。
色落ち・色移りの原因に。革が濡れないように注意しよう
革が濡れると、色落ち・色移りのリスクが高まります。雨の日や気温・湿度が高く汗をかきやすい日には、できるだけ革が濡れないように注意しながら持ち運びましょう。濡れてしまった場合は、こすらないように注意しながら水気をタオルで拭きあげ、鞄の中に新聞などを入れた上で時間をかけて丁寧に乾かしましょう。
湿度や直射日光に注意しよう
湿度も気温も高い夏。革製品にとって大敵である「カビ」が繁殖しやすい時期です。湿気が高い日や汗をたくさんかいた日は鞄のなかに柔らかい布やタオル、丸めた新聞紙を入れ、できるだけ風通しのよい場所で保管しましょう。夏場にお気に入りの革鞄を休ませている人は、月に一回程度、クローゼットを開放して換気するのもおすすめです。
【革好きからのメッセージ】夏から革をじっくり育ててみませんか?
by スタッフ池田
夏場は使う人の体温が高いため、革製品に手の油分や水分がなじみやすく、また、外出時に紫外線に当たることで適度な日焼けも見込めます(オイルケアをしっかりしていると濃い色に焼け、ケアをしていないと淡く退色します)。
先述した雨や湿度のように、注意しなければならない点もありますが、「革を育てるにはもってこいの季節だなあ」と毎年のように感じています。
そのため私は、夏場に新しい革鞄や小物を新調して愛用し、秋口にジャケットや革靴などを合わせるのが好きなんです。革が好きな方にはぜひおすすめしたい楽しみ方ですね。
革を育てている最中にお困りごとがございましたら、お気軽に私たちにご相談ください。革のメンテナンスの方法など、あらゆるご相談に丁寧にお応えします。