革財布の修理方法は?自分で修理する方法や正規店・修理業者のメリットも解説

革財布の修理方法は?自分で修理する方法や正規店・修理業者のメリットも解説

革財布は使い続けているうちに「ファスナーが閉まりづらくなった」「色が褪せてきた」など劣化に悩む人も多いでしょう。

この記事では、革財布の破損や故障・色落ちの主な原因、修理の種類と方法、修理料金の相場、自分で修理する手順や注意点などを解説します。修理を依頼する際の、ブランド直営店と修理業者のメリット・デメリットや選び方も解説しているので、ぜひお役立てください。

目次

革財布の破損や故障・色落ちの主な原因

革財布は、摩擦や擦れ、紫外線、乾燥などの影響で破損や色落ちが生じます。ここでは、故障・色落ちの主な原因を解説します。

摩擦・擦れ

革財布の使用中に、摩擦や擦れが繰り返されると、表面の塗装が剥がれていきます。スナップボタンなどのパーツが外れるなど、財布の破損や劣化にもつながります。破損を防ぐには、パンツの後ろポケットに入れたり、バッグの中でも摩擦が起きやすい場所に入れたりしないようにしましょう。

乾燥・湿気

革財布は、乾燥や湿気などにも弱い点が特徴です。乾燥によって繊維が硬化し、裂けやすくなることでひび割れが発生します。乾燥に加えて湿気が多くなると、繊維構造が崩れる要因となります。また、カビが発生する原因にもなるため、雨天時の水分や乾燥した空気には注意が必要です。

紫外線

革財布にとって、紫外線はひび割れの原因になります。直射日光や蛍光灯などに長時間当たると、革の表面のコラーゲン繊維が分解されて劣化するためです。また、紫外線は財布の変色も引き起こします。革の色素が抜けて表面が退色し、ひび割れが生じたり、剥がれたりするリスクがあります。

メンテナンス不足

革財布は動物の皮を使用しているため、メンテナンスが必須です。人の肌と同じように、手入れをしなければ劣化が進み、色落ちやひび割れにつながります。長い期間、メンテナンスを怠ると、乾燥によってひび割れが起こります。ブラッシングやクリームを使った保湿など、定期的なメンテナンスを行いましょう。

アルコールの塗布

革財布には、アルコールの塗布をしてはなりません。アルコール消毒などでアルコールが付着すると、色落ちしたり、表面が剥がれたりするためです。革の油分が失われることで、ひび割れにもつながるため避けてください。

革財布の修理の方法

革財布の修理は、ファスナーやスナップボタン、縫製の補修などがあります。ここでは、修理の方法について解説します。

ファスナーの交換・修理

ファスナーの交換や修理が必要な場合は、以下のようなケースがあります。

  • ファスナーが閉まらない
  • 引手が動かない
  • エレメントやスライダーが外れている
  • 引手が壊れている

スライダーが緩んでいる場合は、ペンチで締めることで修理が可能です。滑りの改善には、潤滑剤を使用する方法があります。

スナップボタン・金具の交換

スナップボタン・金具の交換が必要な場合は、以下のケースを参考にしてください。

  • ボタンが閉まらない
  • ボタンが取れている
  • 金具が外れている

スナップボタンや金具は使用頻度が高いため、故障しやすい部分です。破損している場合は、新しいものに交換することをおすすめします。

縫製の補修

革財布の糸のほつれや破れは、縫製による修復が必要です。革の状態が悪いと、全体を分解し、布の張り替えが必要な場合があります。修理箇所が大きかったり、工程が複雑だったりする場合は、耐久性が低下する可能性があります。自分で修理をせずに、早めに専門業者への依頼を検討しましょう。

革の補色

革は使用しているうちに変色するため、以下のようなケースでは補色が必要です。

  • 傷や擦れ痕がある
  • 表面が剥げている
  • 色落ちしている

補色用クリーム(カラークリーム)は、国内のメーカーからも販売されています。ただし、補色が難しい状態の場合もあるため、プロの職人に修理を依頼する方がよいでしょう。

革財布の修理料金の相場

一般的に、革財布の修理料金の相場は、以下のとおりです。

  • ファスナー交換:5,000円程度~
  • スライダー交換:5,000円程度~
  • スナップボタンの交換:5,000円程度~
  • クリーニング:5,000円程度~
  • 縫製の補修:8,000円程度~
  • 革の補色:8,000円程度~
  • コバ修理:8,000円程度~
  • 内装張り替え:12,000円程度~

高級ブランドの財布を修理する際は、より高額な費用がかかるケースがあります。

ひび割れしやすい革・しにくい革は?

以下の革は、ひび割れしやすい特徴があります。

  • ヌメ革
  • スムース革
  • ブライドルレザー
  • コードバン(馬革)

ひび割れしにくい革には、以下のようなものがあります。

  • エキゾチックレザー(ワニ革・パイソン等)
  • シュリンクレザー

二つ折り財布は、折りたたむ際に圧力がかかるため、シワやひび割れを起こしやすい傾向にあります。長財布は可動部の圧力を分散できるため、ひび割れの防止につなげられます。

自分で革財布を修理する場合の手順

革財布は業者に依頼せず、自分で修理できるケースがあります。ここでは、修理する手順を解説します。

1.財布の素材・損傷具合をチェックする

革も種類によって修理方法が異なるため、財布の素材を確認しましょう。損傷の状況や程度を確認し、損傷が激しい(穴が大きいなど)場合は、プロへの修理依頼も検討しましょう。

2.修理に必要な道具・材料をそろえる

修理に必要な道具は、針と糸、はさみ、補修クリームや補修テープなどです。ただし、破損箇所や修理の内容によっては、専門の道具を購入する必要があるため、事前に確認しましょう。

3.損傷の状況・程度に応じて修理を行う

革財布の損傷の状況を確認し、破損の程度に合わせた適切な修理方法を調べて、修理を行います。革の擦れキズの補修やファスナーの交換など、修理の手順を理解したうえで行うことが大切です。

自分で革財布を修理・メンテナンスするときの注意点

自分で革財布を修理・メンテナンスする際は、以下の点に注意しましょう。

  • 革の風合いが変化する可能性がある
  • 補修剤の塗りすぎはシミの原因になる
  • 強く擦らない
  • 目立たないところで事前にテストする
  • 補修後の保湿ケアを行う
  • ミンクオイルは使用しない

革財布は、定期的なメンテナンスが重要です。補修は症状が軽いうちに行い、毎月1〜2回程度のメンテナンスを継続させましょう。

革財布のメンテナンスに使える100均のアイテム

革財布のメンテナンスには、ブラシや靴用の油性クリームなどがおすすめです。ここでは、おすすめのアイテムを紹介します。

ブラシ(豚毛ブラシ・馬毛ブラシ)

靴用で販売されている豚毛ブラシや馬毛ブラシは、革財布の汚れを落とせます。革全体や見えない部分など、ホコリを取るのに最適です。クリームの塗布にも使用できるため、メンテナンス用に持っておくとよいでしょう。

靴用の油性クリーム

靴用の油性クリームは、革靴の手入れ用に使うアイテムです。革財布に油分を足すことで、表面にツヤが出ます。革の種類や色によって最適なクリームが異なるため、事前に成分を確認しましょう。

靴磨き用のクロス

靴磨き用のクロスは、クリームを塗る際に使えるアイテムです。表と裏で別の生地を使用しているものは使い分けができ、手を汚さずに済むミトンタイプを選ぶとより便利です。天然繊維のコットンのクロスは、メンテナンス全般に使用できます。

革財布の修理をブランド直営店(正規店)に依頼するメリット・デメリット

革財布の修理は、ブランド直営店でも対応しています。ここでは、正規店に依頼するメリット・デメリットを解説します。

メリット

ブランド直営店に革財布の修理を依頼するメリットは、以下のとおりです。

  • 正規のパーツ(純正部品)を使用してくれる
  • ブランドの品質基準にしたがって修理してくれる
  • 品質保証期間であれば無償で修理してくれる可能性がある

正規店では正規パーツを使用できるため、購入時とほとんど同じデザインでの修理が可能です。ブランドやメーカーの基準に沿った品質で修理を受けられます。

デメリット

ブランド直営店に修理を依頼するデメリットは、以下のとおりです。

  • 修理料金が高い傾向にある
  • 正規のパーツを取り寄せや海外への発送などが必要なケースがある
  • 修理に時間がかかることが多い

ハイブランドの革財布を修理する場合、費用が高額になる場合があります。

革財布の修理を修理業者に依頼するメリット・デメリット

専門の修理業者は、幅広い革財布の修理に対応しています。ここでは、修理業者に依頼するメリット・デメリットを解説します。

メリット

修理業者に修理を依頼するメリットは、以下のとおりです。

  • 直営店に比べて安価なことが多い
  • さまざまなブランドに対応している
  • 修理期間が比較的短い
  • 直営店で修理できないものも対応できる可能性がある

インターネットで見積もりを依頼できる修理業者もあるため、仕上がりの期間をはじめとした相談をするとよいでしょう。

デメリット

修理業者に修理を依頼するデメリットは、以下のとおりです。

  • 交換するパーツが正規品ではなくなる
  • 修理業者によって品質にばらつきがある

業者によってはブランド製品に対応していないケースがあるため、事前に確認する必要があります。

革財布の修理業者の選び方

革財布の修理業者は、修理の技術を判断できる写真や料金体系などの確認が必要です。ここでは、修理業者の選び方を解説します。

修理業者を見極めるチェックポイント

修理業者を見極める際のポイントは、以下のとおりです。

  • 修理実績:事例の数や写真掲載があるか
  • 職人の技術力:専門資格を持つ職人が在籍しているか
  • 料金体系:明瞭な料金体系か
  • 保証内容:保証期間や内容は充実しているか
  • 口コミ・評判:利用者の声・リピート率の確認

修理業者のホームページで、実績や事例などを事前に確認しましょう。また、スタッフの対応や店内の雰囲気なども、業者を選ぶ際の判断材料となります。

まとめ

革財布の修理には、縫製や補色などさまざまな方法があり、状態に応じた対応が重要です。自分でも修理できる場合がありますが、状態によっては修復が困難なケースも多いため、注意が必要です。ブランド製品の修理は難易度が高いため、修理の専門業者に依頼することをおすすめします。

ポルコロッソは、受注生産型のカスタムオーダーにより、お客様のこだわりやライフスタイルに合った、独自性の高い商品を提供しています。自社で一貫した「企画・製造・販売」の製販一体型で製造しており、財布の修理に対応が可能です。革財布の修理を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

~監修~

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会社:株式会社ポルコロッソ
部署:
監修者:池田 達昭
執筆者の略歴(職務経歴、保有資格、受賞歴など):
執筆者のSNSのリンク:https://www.instagram.com/porco_rosso_ec/
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